9年間で大量に溜まってしまったレシートを全て捨てた。その際に,いくつかランダムにピックアウトしてみたのだが,これが案外面白く,どういった理由でその日それを購入したのか思い出せたのである。
これは梅雨の頃,雨が続いてしまい洗濯ができず,何枚かあるバスタオルが全て使えなくなった時のことだ。どうするか考えた結果,夜になって西友まで買いに行ったのである。どこならバスタオルが売っているだろうかということに思いを馳せるのは全く簡単ではなかった。
こうした生活のちょっとした一コマ,特にその時その時の小さな判断が見られるのがレシートの醍醐味であると感じる。日用品にこそ考え方が表れると言うべきである。
これもまた懐かしい。研究室でパーティーをやる予定になっていた日のことだ。午後になって地元の友人から,東京に来たから飲まないかと誘われたのだ。研究室のパーティーを早々に切り上げた後,神楽坂で食事をした。その後朝までやっている居酒屋に入ったのだが,どうしても眠たくなってしまって結局3時前に切り上げたのだった。飯田橋で各々タクシーを拾って帰ったのを覚えている。
このように複数人で飲み食いした際のレシートはその記録になるから良い。支払が割り勘でもレシートは1枚しかないので,いかにそれを手に入れるかがポイントである。経験上,レシートは容易に手に入る(誰も欲しがらない)。
これはちょっとよく分かりません。