拒絶の理由を発見しないから

その責めに帰することができない理由でブログを書いています

学位取得して1年

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 今日で博士の学位を取得して1年なので,この1年で感じた学位取得のメリット・デメリットなどを記しておきたい。博士課程のそれではなく,学位そのもののそれである。

学位を取得して良かったこと

 まず,何より,今の仕事は学位がないと就けない仕事なので,学位を取得して良かったと言える。

 次に,物質面である。博士の学位がないと,東大のアカデミック・ガウンは買うことができない。

 最後に,精神面である。スーパーで最も空いているレジに並ぼうとしたとき,あと少しのところで他の人に先に並ばれてしまっても,「まあ自分は学位を持っているしやむを得ないな」と感じるものである。

学位を取得すると得られる経験としてよく挙げられるが未だ経験していないこと

 よく海外とやり取りするときに学位があると対応が違うなどといった言説を見かけるが,そもそも海外とやり取りをしていない。

 Dr.のプレフィックスをつけて呼んでもらえるということもあるようだが,未だ経験していない。

学位を取得して困ったこと

 学位記を額に入れて飾っておこうかと思ったが置き場がなく,かといってそのまましまっておくのも何だかなあと思って困っている。

 また,購入したアカデミック・ガウンの使い道がなくて困っている。

 

 以上のように,学位そのものにはデメリットがほとんどないので,博士論文を書いてしまったら学位を取得する方が良いと言える(世の中には学位論文を書くのが面倒だという人もいるので,学位論文を書く前においてはメリット・デメリットの比較が必要である)。

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