拒絶の理由を発見しないから

その責めに帰することができない理由でブログを書いています

今年買った株,投信

 今年も個別株ばかり買ったり売ったりしており,投信は全然買わなくなってしまった。XではS&P500やNASDAQ100,あるいはオール・カントリーの買い煽りが日に日に増しているけれども,食指が動かない。

 個別株を買い始めたのは2016年で,その頃はファンダメンタルズの一部と,RSIだけ見て売買していた。どうもパフォーマンスが悪いと思っていたところ,2020年初頭に出てきた文書がこれである:

 

 これを読んで,なるほどななどと思ってしまい,インデックス投信を買い始めた。コロナ・ショックもあって運良くすぐに利益が出たのだけれども,売り時がよくわからんなと思って考え直していた。

 投資は余剰資金でやれと言われるが,手持ちのお金をいつ使うかで分類すると3つに分かれる。すなわち,1)当日を含め近いうちに使う資金,2)いつか使う予定の資金,3)一生使うつもりのない資金である。3のことは被相続財産と呼ばれている。

 米国経済・米国株(あるいは世界経済でも良い)は超長期で見れば右肩上がりなのだから,まとめて当該株のインデックス投信に資金を投入して放っておけば良いという考え方は,3の資金にしか適用できない。3の資金は,相続した子なり孫なりが十分に値上がったところで売却すればしっかり利益が得られる。ところが2の資金を投じた投信は必要なときに売らねばならないのである。そして必要なときというのは大抵キャッシュが不足しているときなので景気が悪い。証券会社の買い煽りページにおいては,目標額を決めておいて達成したら売るのが良いといったことが書かれている。あるいは,2倍になったら半分売却して元本割れを防ぐということも書かれている。しかしピンと来ない。

 結局,何に使うために資金を運用するのか自分の中で決まっていないことが問題なのである。そこで考えてみたところ,今の可処分所得を増やしたいというところに行き着いた。今の年収に上乗せして,今をより良く生きたいのであると気づいた。従って,投資のリターンは毎年確実に得られないといけない。

 これをやるには,個別株か投信かということは関係なく,その年に利益が出るものに投資すれば良いので,その方針を採ることにした。

今年一番儲かった株

 6565である。23区のアパホテルの宿泊費があまりにも高騰していたので,その補填のつもりで買ったところしっかり上がってくれた。売り時が良かった。今また購入時の価格まで下がってしまっているので,難しいなあと思う。

 ず~っと目をつけてきた3021は上がり切らずに我慢できなくなったので売却した。先行投資を言い続けて数年経ったけれど,もう最初の頃の機器はサイクルが終わっちゃうんじゃないのと思っている。

今年一番迷惑を被った株

 3784である。セルフレジの導入がどんどん進む中,同業の中でもファンダメンタルズが良かったので400株買っていたが,決算が良くても全く上がらないので手放したところ,TOBである。もう話にならない。

 3359と6034も大損を被った。グロースに資金が入るタイミングが全然なかった。已むなし。

今年の投資成績

 配当と貸株料込みで1,029,698円の利益であった。日経225が2割以上騰げているので,日経を買っておけば良かったねという感じである。馬鹿馬鹿しくてやっていられない。

 今年は引越をやって,下見の交通費やら仲介手数料やら家具やらで100万近く飛んでいったので,その分の補填ができて良かったのだと思いたいところである。

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